暗中模索

ミスチルの歌詞の検索がかなり多いのを見てビックリ。みんなミスチル好きなんだね。嬉しくなった。
昔とテイストが変わったから嫌い、なんて言う人もいるけれど、桜井さんの語る全ての詩には、大切なことがたくさん詰まっていると俺は思う。今聞くからすごく分かる、って言う歌もあると思うんだ。
時期や年令を外すとつまらなかったり関心が持てなかったりするものって意外とあるでしょう?俺の場合、中学生の時期にミスチルがすごく流行ったんだけど、その頃は歌詞の意味がいまいちピンと来なかった。漱石のこころを読んでも、いまいち掴めない、みたいに。
年を経てふと聞き直すとやっと分かる。自分の経験が蓄積されていくにつれて、歌詞のエグさやドロドロ感が分かるんだよね。
純粋なものばかり信じていた頃が懐かしい。正しさばかり突き詰めていた頃。美しいものほどはかなかった。次の瞬間には消えていた。あるいは何が正しいかなんて考える前に突き進んでいたかもしれない。やんちゃするだけした。見返りなんてなくても満足していた。