いい感じです。

好きと言う言葉はどんな意味を持っているのだろう、と思います。
小学校の頃、友達の女の子から借りて読んでいた漫画の中に、
水色時代』という作品がありました。
その作品の中で、すごく軽い山田という男の子が、
北野さんという女の子をデートに誘います。
山田は北野さんを「好き」だと言います。
普段から男の子に好きと言われた事がない北野さんはここでドキドキするわけです。
で、実際デートで映画館に入ると、山田は北野さんに向かって話し始めます。
「僕は〜というお菓子も好きだし、〜漫画も好き、あれも好き、これも好き、北野さんも好き」
ここで北野さんは気付きます。
『なんだ、山田が私を好きだと言うのはお菓子や漫画なんかと同レベルなんだ。』

このエピソード、すごく印象深かったのでずっと覚えているんですが。
好きって言葉を吐く時って、嘘がある気がするんです。
『好き』はあらゆる物事に当てはまり、
簡単に吐く事ができる言葉なので、
ついついそのノリで、何でもない人にも「好き」と言ってしまいます。
相手も言われるとやはり嬉しいですからね。
それを言葉通り受け取る人(Pタイプ)は、北野さんのようにあっさりと信じてしまいます。
そう考えると"好き"は安易に吐くべき台詞ではないんですね。
NP師の方が色恋トークを滅多に使わないのと同じです。
昔、C街の某ギャル男さんは「好きになっちゃいそうだよ」なんて台詞ではべらせたそうですが、微妙な台詞です。(笑)
その後北野さんは山田に恋をして、「一番の好きにして」とかなんとか言って上手くいくんですが、BestよりもOnlyだよな、と突っ込んでみたり。
言い換えれば、Onlyを見つける為にいろんなコと知り合う事はそれほど無駄ではないな、と思います。男も女も。
Kさんの「3の3乗」の話は洗脳トークのはずなのにすごく説得力があって今でも考えの基盤になっています。
まとまりが無くなりましたが。