友達、襲来

金沢で仕事をしている友達が今週も来た。
一番色々な話題で話が出来る友達なので、彼が東京に来た時は必ず会っている。
今日は渋谷の『卵と私』で食事をした。
オムライスが美味しくてオススメ。


「就職活動は頑張ったほうがいいよ。」


彼の会社は年功序列賃金制なので、年齢を経るにつれて給料が上がる仕組みだ。
逆に言えば、いくら頑張って夜遅くまで仕事をしました、なんて言っても、
もらえる給料にそれは微塵も反映されない。
一年経つごとに、ちょっとずつもらえる額が増えていく。


俺はこれは間違っていると思う。
改めて言う事でもないし、堀江さんも口を酸っぱくしてメディア上で言っている。
成果主義が導入されない限り、仕事をサボる輩が沢山いるし、
歳をとっただけのへんてこりんで頭の古いお爺さんが幅を利かせていくのだ。


友達は、それがやっぱりイヤみたいだ。
長い時間会社にいて、自分の時間を犠牲にして仕事をしているのに、
もらえる給料は時給換算にしたらアルバイト並だから、イヤになる気持ちも分かる。


成果主義で、仕事が出来ない人は賃金が減るからダメだ、なんて意見もあるけれど。
仕事が出来ない人は、別の会社に行って自分の出来る仕事を頑張って給料を貰う。
それでもキツい人はもっとラクな会社に勤めて更にランクの低い仕事を頑張るしかない。
聖徳太子の冠位十二階のようにね?
それで経済が成立するなら、それでいいと俺は思う。


『仕事が出来ない』と嘆く人は、本当に分からない、
業績を上げられないこともあるかもしれないけど、
『向いていない→何が出来るのか?』を突き詰めた方がいい。
環境が悪いのか?仕事が悪いのか?




例えば・・・俺は居酒屋や飲食のバイトは向いていない。
短期間にOJTで無理やり詰め込み型で仕事を覚えさせられるからだ。
俺は馬鹿で反復して記憶していくタイプなので、
マニュアルによる研修もしくは仕事を練習する機会が
ある程度設けられない仕事は挫折する。
まぁ甘えているかもしれないが(笑)


逆にしっかり練習をする機会があると、とことん練習して、
仕事をするまでに間に合わせられる。
そしてそういう場では確実に成績を上げていく事が出来ている。
要は自分の仕事のスタイル、性格を見極めた上で、
適当な職業に就くべきなのだ。
それが合理性のある仕事をする、ということであり、キチンと出来た人は、
その会社で少しづつ出世していく。




今、俺は自分の会社のマーケッターが沢山いる中で、
エキスパートのチームに再び配属された。
3月のリセット状態から心機一転出直したけれど、結果はきちんとついてきている。
それは、自分に向いている職業を見極めることが出来たからだ。


だがそのままだと進歩が無いので、俺は別の職場を躍起になって探している。
この経験を買ってくれる仕事場が必ず有るはずだ、そう考えて日々求人誌を読んでいる。


ちょっと熱く書くと長くなってしまう(笑)
ただ、大学生のうちにあれこれ逆境を超えてきて良かったと思う。
人生を棒に振る場面は多々あったし、後悔もたまにはするけれど。
仕事についても深く考える時間もある。
逆境が無い限り見られなかったものもある。


友達と食事を済ませた後は、青い看板の本屋に寄ってGQを買った。
藤田さんと熊谷さん、堀江さんの記事があったから(笑)
被れているだけかもしれないが、皆自分と10歳程度しか違わないので、
考え方は非常に参考になる。
藤田さんは2000年の終わりに一度本を立ち読みした。
その頃はこの人の理念が分からなかったけれど、
最近もやっぱりよく分からない(笑)
行き当たりばったりに見えるのは気のせいですか?

それでも起業家として成功しているからね・・・


去年の11月の日記を少し読み返したが、その中に俺はこう書いている。

「ヤツを惚れ直させてあえて蹴っ飛ばすような男になる」


野心だが・・・
これは忘れていない。


もうちょい奮起します。明日も仮免試験。