帰り道

気付いてはいけないことに気付きました。
いや、今までそれには触れてこなかったけれど、触れようとした、という言い方のほうが正しいかも知れません。
僕の抱えていた闇は、本当はすごく小さい頃から形成されてきたのだという事がようやくつかめました。

僕は、いまの彼女から離れることは決して出来ないだろう、たとえ小さな不満があっても。
それは彼女が一番はじめにそこから解放してくれたから。
それがとんでもなく印象的で、ありがたくて。