多くのヒトが手を挙げて喜んでいるなかで、小さくうずくまって「悲しい、悲しい」と小さくささやき、エマージェンシーコールを鳴らしている人がいる。でもそんな事、誰も誰も気に留めないくらい、東京は人が多くて、広くて、広くて。無情に、それはかき消されてしまう。そんなことにイライラした一日だった。
僕を無意味に誉めないで。誉めても誉めても、僕は素直に受け入れられないし、好きな人にしか笑えないから。笑わないから。好きな人にしか尽くさないから。だから優しくしてもらおうだなんて思わないで。あなたを傷つけたくないから。
