僕だけではなかった

話は変わって、仕事の話。
 
仕事の内容や会話のない職場の雰囲気について
疑問を抱き始めてから1ヶ月が過ぎました。
 
今日は派遣会社の営業さんが来る日。
 
仕事の内容や希望について意見を聞きに来るのです。
先月末から担当が変わり、僕と彼女(女性の担当だったので)は初対面。
 
担当の女性はとても気さくで話しやすい方。
年上だけど同い年か彼女さんと同い年くらいに思えてしまう雰囲気。
飲みに行きましょうと誘いました。
正直おかしいテンションでした。
 
上司なのに肩に手を差し伸べあったり。
上司なのに髪型の相談しあったり。
上司なのにバンゲしようとしたり(笑)。
あ、でも今度飲みに行くことになりました。
お酒は飲みませんが。
 
ちなみに、またA型っぽいと言われました。
二人で出掛けるときにはB型っぽいよ♪
と無意味な想起をさせておきました。
 
上司という事を感じさせずに話が出来たので、
(それは彼女の性格のおかげです)
仕事について考えていたことを洗いざらい話す。
 
言葉を選びながら、ていねいに。
久々にWeやMeを意識しながら、時には論理的に、時には感情的に。
交渉ごとが入り混じりそうなときには未熟ながらも知識は動員します。
 
内省する時期でもあるのと、本当に隙間時間を縫うようにして
人と会うようにしていたので、うまく言葉を交わす事が出来ないこともありました。
 
そんな中で、水を得た魚のように会話をしていました。
なんと1時間以上。相手もいい迷惑だったと思います(笑)。
 
派遣ビジネスの概要は心得ていたので、
すぐに辞められない事は察していました。
現場の都合、というものもあるので。
 
まぁ、そこは何とか、ね。
これ以上は書けません。
 
で、仕事部屋に戻ると当然のように上司の人から呼び出しがかかります。
1時間以上も面談をしてきたSinのことが不思議で仕方がない様子。
更新をしたかどうかも気になる様子。
でも、申し訳ないが言えない、という旨の話をしました。
 
すると、最近ろくに会話していなかった同僚の女の子が
 
 
「じゃあ、あたしには話してくださいよ。」
 
 
 
と資料室へ誘導される。
 
 
資料室の真っ暗でシンと張り詰めた空気の中で、
 
 
 
ゆっくりと口を開きだす二人。
 
 
 
「あたしもね。。。更新しなかったんだ。」
 
 
正直、この子は続けていく気があると思っていたので、
内心驚いた、というのが本音です。
 
 
「…そうなんだ。でも、どうして…?」
 
 
「あたしね、この仕事のせいでストレス抱えているみたいで…。
ココに来てから体調変なんだ。急に吐いたり、胸が苦しくなったり…。」
 
 
多くは書きませんが、かなりのストレスを抱え込んでいた様子。
 
ふっと顔を上げて彼女の顔を見ると…
 
 
「…ごめん…なんか涙出てきちゃった…」
 
 
目から零れる大量の涙。
 
 
彼女なりに思い詰めていたのでしょう。
 
同時に、とても自分が恥ずかしくなりました。
 
 
悩んでいたのは自分だけではないのだ。
 
 
それなのに、自分だけが辛いような考え方をしていて、
それでは上手くいくものもいかない。
負の循環へ落ちていくような気がしました。
 
 
 
その後、泣いている彼女をそっと抱き寄せて、キスをしました。
 
 
 
なんて展開には勿論ならずに、明るく振るまって盛り上げておきました。
 
 
 
このことで互いが心を開いた感覚を得ました。
上手く言えませんが、小学生の頃けんかをして仲直りをしたかのような、
すがすがしさが広がっていました。
 
さて、肝心の仕事はどう展開するのでしょうか。
それはまた、別の機会に書くことになるでしょう。
 
おやすみなさい。