ほぼ日手帳が14万部以上売り上げているらしい。

の続き。
 
ほぼ日を知ったのは2004年末。(要は2005年版ね)
その時は既に他の手帳を購入済だったので、
手を出さなかった。
 
悔しかったので(笑)、2005年末(2006年版)は買った。
すごく満足していて、今年1年はありとあらゆることばを書き、
メモもした。
もちろんスケジュールの管理にも役立った。
 
ほぼ日がなぜこんなに売り上げを伸ばすことが出来たのか。
僕が思うには、手帳の敷居を(良い意味で)下げたからだと思う。
 
「手帳=スケジュール管理」という既成の概念とは違い、
”広々とした余白の中に自分だけの想いを綴ってくれよ”
という考え方が形にされていて、その考えが結果的に、
今まで手帳を持たなかった人にも訴求できる要因になった。
 
僕の場合、例えば今までの手帳だったら、
「9-18 仕事」というスケジュールのメモが週5日続き、
たまの週末にイベントや仕事の予定が書いてあり、
それで終わり。
つまらないので、結局書く意味が無くなって付ける事自体止めてしまう。
(たぶんこういう人が潜在的には多いと思う)
 
忙しいビジネスマンでも、仕事のスケジュールばかりで
埋めつくされる手帳は、仕事中には頼りに出来ても、
その他の生活の中では愛着は湧きにくいのではないだろうか?
 
ところがほぼ日の場合、余白がめちゃくちゃあるので、
何を食べたか(これはアレルギーの要因調べに役立つ)、
何を買ったか・買いたいか・どこに行ったかとかも
たっくさんメモできる。
だから今まで手帳に何かを記入することにおっくうだった人も、
書きたくなってくる。
 
ブログが普及しているのも、自分の私的な想いを
不特定多数の人間に向けて書くことで、
楽になれるからなんじゃないかな。
媒体が手帳であるか、ネットワークであるかの違いだけ。
 
関係ない話に飛びますが、
mixiなどのSNSは今後普及しづらくなっていくと思います。
現実の人との繋がりをネットワーク上に持ち込んでしまうと、
結局現実と同じような人とのしがらみが出来るだけだから。
 
mixiは知らない人とマイミクになるのが一番でしょう。