R子と会う

某氏風味でお届け(似てない…)

この数日の間ネクタイをせずに会社に向かっていた自分も
今日はネクタイを締めて出掛ける
R子に久しぶりに会う為だ
 
仕事が終わり18時過ぎ
新宿東口の書店前で待つ
昼間はとても暖かかったけれど、夜はまだまだ寒い
並べられた本をパラパラと読みながら待っていると
R子からメールが届く
『もうすぐ着くよ♪』
 
しばらく待つと
「お待たせ〜久しぶり♪」
本当に久しぶりだった
最後に会ったのは夏
最後に連絡を取ったのは10月だった
久しぶりに会うR子は可愛くなっている
やっぱりオーラが強い子だ
顔やスタイルは普通だけれど
愛嬌がとてもある顔立ちだからかな
あと声ね!トロトロした声も健在(笑)
白いコートがよく似合っている
 
二人で移動してなじみのしゃぶしゃぶ屋へ…
ふたりでよく大学帰りに行ったよね♪
と楽しい思い出を想起させつつ歩く
 
今日のR子はやたら楽しそう
どうしてと聞いたら
「今日は悩みが晴れたの…」
とにかく明るくよく笑う
自分と会って表情を暗くさせない不安だったけど
その心配は杞憂に終わった
 
しゃぶしゃぶ屋に着いて食べ始めようとすると
「注いであげるね!」
とポン酢とごまだれを注いでくれる(笑)
この気遣い、されたことなかっただけに驚いた
正確に書けば、気遣いは出来ていたけれど、こういう面ではボーッとしていた(笑)
「今いる場所で人への気遣いを大切にしなさい、って言われるの…」
R子は人には言えないが大学とは別にある有名な学校へ通っている
(大学は一緒です、念のため)
良いこと教えてるな、と感心する
そしてご飯まで持ってきてくれた(笑)
 
食べながら将来の話になる
R子は僕が大学を中退していることを知っている
戻れるきっかけが出来上がりつつあることを伝えたら喜んでくれた
「一緒に馬場歩きできるかな?」
「うん、出来るんじゃないかな?まだ朝早い授業あるだろーし(笑)」
 
R子は好きな人がいたけれど最近吹っ切れた
目標のためなら男は要らない…と相変わらず言う
この心構えがが好き
世間に踊らされない姿勢、目標を貫きたいという想いを大切にしている
だから魅力的に映る
「同い年の男の子とかつまらないもん…
最近大人の人が好き、頑張ってない男の子とかと一緒にいて、
変なの背負いたくないもん…」
二十歳でこの考え方が出来ている
年上の人とたくさん出会うって良い刺激になる
そして本当に大切なものだけに目を向けられる強さ、真剣さって
見たり話を聞いたりするだけで励みになる
「やらなかったことを背負ったまま、後悔したらイヤでしょ?
100%あるとして、90%満ちてても、あとの10%が満ちてなかったら
自信なんて持てないよ」
これにはちょっと考えさせられた
自分が大学に戻りたいと思ったのもそういう理由だから
 
話はバレンタインの話になり…
くれくれ光線を出そうかと思っていたら(笑)
 
「そいえば、今日買い物に出掛けた時に思い出したから…」
 
紙袋から出てきたものは、なんとチョコ!
サプライズに感激と驚きとポカーンが入り混じる(笑)
つーかこれには本当に驚かされた…
「まだ早いけどね…どうぞ♪」
はにかみながら渡してくれたR子
大事にします
 
しゃぶしゃぶ屋を後にして本屋へ
読書好きのR子とあれこれ本を選び合う
趣味が合うってすばらしい
良い本をいくつか紹介してもらいました
 
帰り道は同じ路線で
次回いつ会うのか約束して帰路へ
 
R子は会うたびに素敵になる
素敵な人と一緒にいたいと思って頑張っている
目の前に素敵な人がいるってことは
僕も素敵な人に近づけているのかな…