父親に会ってきました。

2005年の7月8日以来、実は縁を切っておりました。
…と言っても大したことではなく、単純に連絡を取らなくなりました。
たびたび携帯宛に電話がかかってくることもありましたが
一切出ませんでした。
 
19日の誕生日の日に、また着信がありました。
いつものように出ないでやり過ごしていると、
珍しく留守番電話が吹き込まれているようなので確認。
 
んー。
 
それを聞いて、ちょっと思うこともあり。
何より、大学に戻ったことを報告したい、という気持ちが湧き、
久しぶりに電話を掛けてみました。
電話越しの父親の声は2年前と変わっていなかった。
僕を裏切った父親の声。
 
話の流れで会うことになり、今日会ってきました。
地元を出て、急行列車で駅を飛ばしに飛ばし、父の家のある多摩方面へ。
2年振りに降り立つこの地は、あまり変わってはいなかった。
 
駅ビルの中の書店で父の携帯宛てにメールを送り、やってくるのを待つ。
 
5分。。。
 
10分。。。が経過した頃。
ポケットに入っていた携帯が震える。
 
「もしもし。」
 
…ちょっと会話をして、辺りを見回すと、
2年前に会った時よりもほんの少しだけ老いを重ねた父親がそこにいた。