2008-09-22 ■ ひとこと この季節に訪れるその薫り、その温度を肌で感じたら最後、僕は瞬く間にその子の手のぬくもりや、声や顔や部屋の様子、一緒に町を歩いた記憶を思い出す。 バス停にやってきた僕を見つけて走り出す彼女の姿や、目白の街を夜通し歩いた記憶は、決して消えることはない。そして、囚われる。 僕は、 もしその子が帰ってきたとしたら、 今好きな人を離してしまいそうな気さえする。