本日購入の書籍
- 作者: 阿古真理
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2013/02/01
- メディア: 単行本
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最近、文化史、社会史系の本から離れていたため、何か読むものはないかと思案していた時、偶然聴いていたPodcastで興味を持って購入に至る。
感想:「買って良かった。」
まだ中盤ぐらいまでしか読み進められていないのだけれど、戦前から現代に至るまでの食卓の歴史を、文化的、社会的な変遷とともにとらえ、丁寧に解きほぐしている。って、まじめに書くとそんな印象。
「食事」「食卓」という、生まれた時から現在にいたるまで日々関わっているものの裏側に潜む思想を知るたびに頷けることしきり。食事が栄養を摂取するだけでなく、作り手と食べ手との間の関係性をいかに築き上げているか、料理の素材の進歩が家庭料理の光景をがらりと変えてしまった、とか、もう読んでいるだけでお腹が空いてくる内容なのです。
幼い頃の自分は一人で食事をすることも少なくなかったため、弧食に触れられていることについてありがたく、改めて考えさせられた。