所詮自分のことは、自分でしか分からないし、自分でしかその先のことも決められない。
1ヶ月弱で34歳を迎えようとしている自分にとって、日々の時間が刻一刻と過ぎゆくことは、その先の人生の決断を時間単位や日単位で繰り返し行っているかのように感じられる。いつからだろう。年齢が取り返しのつかないものであると感じるようになったのは。20代、ただただ無為に時間を過ごしていたことが、今となっては悔やまれる。だから人は、自分よりも若い者へ、時間の大切さを説くのだろう。報酬と引き替えに費やされる時間と、したいことで費やされる時間。どちらも等しく過ぎていく。