Sかアポ 11/30 - 12/01(微エロです、ご注意)

僕は17時までバイトをしていた。バイト中に一息ついていた頃、
携帯に1通のメールが届いた。相手は決まっている。Sかだ。
今日あたしのバイトは4時までだょ♪終わるまでまってようか?
僕はすぐに返信する。
今日はお金使いたくないから家で引きこもることにするよ。

17時。

バイトを終えて日報を記入してさぁ帰宅しようとした時、携帯が鳴る。
Sかからの着信。終わるのを見計らって電話を掛けてきたみたいだった。
「もしもし」
「バイト終わって喋っていたらこんな時間になっちゃった。バイトお疲れー」
「待ってたの?(笑)」
「なわけ無いじゃん、今A街の漫画喫茶にいるんだよー。お店の常連さんにストーカーされてるみたいで怖くってさ。待ってるからね(笑)」
「明日バイト先にランチ食べに行かなくてもいいなら行くよ?」
「んーいいよ、おいでよ」
会話に矛盾を残しながらも、特に予定も無かったので行く事にした。
電気街で有名なA街。
僕は彼女がいる漫画喫茶に着いた。
既にSかは一人で食事を済ませてネットサーフィンをしていた。僕は後ろから彼女を小突く。
「あー、Sinだー」
微笑むSか。
「ペアシートに行こう。」
ペアシートに移動する。
ペアシートに着いてドリンクを飲んで一息ついた頃、Sかが僕の上に馬乗りになって抱き締めてくる。
僕も手を回して抱き締める。久しぶりだった。しばらく抱擁した後、僕らはキスをした。小鳥が餌をついばむように、唇を吸いあう。そして抱き合っていた状態から、普通に横に彼女がいる状態に。
「ねー」
首に手を巻きつけられて僕は彼女に引き寄せられる。再び抱き合う。僕は我慢出来なかったので首筋にキスをしながら、彼女の胸をそっと手で包んだ。甘い声が出るのを我慢しながらSかは息を荒くする。手を下に伸ばして、僕は彼女の中に指を入れて一通り彼女を満足させた。

しばらくして。

「Sinは私以外に女の子が出来たでしょ。」
「何で?」
「別に。」
ふてくされているSか。落ち着かなかったので僕はシートから出てココアを取りに行った。
帰ってくると彼女は少し目に涙を浮かべていた。
「どうしたの?何で泣いてるの?」
「なんでもないってばー」
再び僕を抱き寄せるSか。「Sinは私のなんだから…」え。
彼女の発言に戸惑いながらも、僕は喜びを覚える。
「でもSかは僕のものではないでしょう?」
「あたしはあたしのもの。」
意味が分からなかったが、僕らは抱き合ったままでいた。そして彼女が繋がりたいと言ったので、僕は周りにバレないよう、物音を立てないようにして彼女の中に入ったのだけれど、最近Sかに言われてから一人で処理することをしてなかったのですごく早く終わった。
でも結局、Sかがどうして涙を浮かべたのかは最後までわからなかった。
彼女の指には、いつも僕が嫉妬して外して、と言っていた、元彼からの指輪がはめられていなかった。