書かないとその日を止めることができない自分がいる。
 昨日は彼女さんの部屋にいた。ふたりで上野へ行き、まだ16日なのに今月190時間働いている友達の姿を見て励まされて、忙しいなんて言っていられないな、と感じる。
 彼女さんと街を歩き、いろんなものを見て、食べて回った。サンマルクカフェには2回入った。会話をして、手を繋いで、歩く。これが望んでいたものなのかな?1ヶ月振りに彼女さんとセックスした。それは僕をとても穏やかな気持ちにさせてくれたし、愛しい気持ちにもさせてくれた。傍にいてくれてありがとう、の気持ちでいっぱいだった。
 でも僕の中に帰り道に宿った気持ちは「サミシイ」だった。リカサミシイ。完了の「り」サ行未然形、四段已然形。瞳に映る街。
 僕はいつまで愛想笑いを続ければいい。その愛想笑いにつられてサービスを良くしてくるヤツがいるから、またウンザリするんだ。僕も含めて、世界がモラル・ハラスメントに包まれてる。