恋愛に支配され、囚われている自分が滑稽で、同時に弱さを思い知らされる。
渋谷にいた時。
マークシティヘの入り口を探していたら迷ってしまい、ホテル街にたどり着いてしまった。
一歩一歩歩くごとに、
建物から欲望のオーラが僕をむしばんでいくような気がして。
何故か急にいろいろなこと頭に浮かぶ。
欲望にまみれた事がこの街のどこかで行われていたんだって、
突拍子もなくそんな考えが頭にたくさん浮かんできて、
胸が苦しくなって気持ちが悪くなった。
 
僕の心の中には、
いろんな人との恋愛の燃え滓というか、
掃ききれない何かがありすぎて、
これ以上何かを起こしてしまうことが怖い。
新しい恋愛をすることが怖い。
信じることが怖い。


でも愛したい。
僕を好きだと言ってくれる人に出来る限りの気持ちを注ぎたい。
でも愛そうとすればするほど、その形はいびつになりそうな気がして。

やっぱり怖いんだ。