生まれ得ない感情。

なんかその都度同じことを書いているような気がするが…
上司さんを見送って家に帰った後、携帯を見るとMい@派遣社員からメールが来ていた。明大前にいるから会わない?という内容。
明大前は家からすぐ近くだし、レポート以外は特に差し迫った用事も無かったので会うことにした。
明大前の駅に着くとMいが改札口で待っていた。ボリュームのある胸を強調するような服も僕には大して効果がない(笑)。
マックでソフトクリームを買い、人通りの少ない裏道を散歩しながら話す。
歩いていると…僕のニットの袖口や腕に自分の腕を絡めてくる。時折、胸が当たるも特に何も思わず(笑)。
Mいは顔も可愛いしスタイルも良い。だが惹きつけられるものがない。惹きつけるのは程度の低い性欲しかないような男性ばかりらしい…。
この子は時折嘘をつく。彼氏に対してではなく、友達に対して。僕と会っているのに、家にいるよ、とか、つかなくてもいいような嘘を。そういうのも見ているから、恋愛の「れ」の字も浮かばない。信用できない、ということだ。
「彼氏と最近してないんだ…」僕の目を覗き込みながらつぶやくMい。
昔の僕だったらこんな即系は逃していなかったかもしれないが(笑)今はこの子に微塵も手を出そうと思えない。冷めた目をしてまるで虐げるように見つめてしまったことを反省し、僕はこれ以上一緒にいるのは無意味のような気がして、彼女を改札口に送った。
上司さん。上司さん。
あなたのそばに行きたいです。
…こうした瞬間をむかえるたびに、僕の心の置き場所は彼女なのだと感じる。他の女と比べれば比べるほど、僕は彼女の良さを実感する。