京都小旅行

アンテルームに備え付けの洗濯機を借りて洗濯を済ませたのが午前3時。
翌朝、起きると9時過ぎだった。朝食に間に合うことを確認して着替えをすませ、1階の食堂に降りていく。
このホテルの朝食は、出来合いのものを用意してくれるだけではなく、スタッフがその場でつくってくれるメニューがある。

今日の朝食はピタサンド。
サラダとスープとコーヒーも飲んで、朝から超充実の食事でエネルギー全開になったので、支度をして京都駅へ移動。
京都駅構内の荷物預け入れ所に泊まり用のカバンを預け(400円で預け入れられる、コインロッカーよりもサイズに融通が利くため選んだ)、市バスに乗って河原町方面へ移動。
 
河原町から寺町方面へ移動する。
友人に教えてもらった「スマート珈琲」というお店がお目当て。


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店内のレトロな雰囲気が好み。
まあ、お目当てはホットケーキセットなんですが。

しっとりとした生地で、食べ続けていても生地がつぶれない。これは美味しい。
しばらくすると美紀に似ている女の子がやってきて、しばらく硬直してしまった。笑
 
美紀。
書いてしまったのでこのまま書き続けるけれど、美紀が付き合っている男の子は、かつて京都に住んでいた。(今は大阪の中ノ島に居を移していることを知っている)
京都という場所は、自分にとって、楽しい場所でもある反面、そうした苦々しい感覚を思い出させる場所でもある。そして、そうした場所に降り立っていることは、自分自身の執着心を再確認している気にもなる。
思い出を塗り直していく、って人は言うけれど、必ずしも上書きしているわけではなくて、古い思い出の上を歩いていって、残っていた足跡を薄くしていっているだけなんだろう。
 
余談終了。
寺町から再び河原町方面へ戻り、街を散策。
雑貨屋「アンジェ」。デルフォニクスやarenot、Smithみたいな雰囲気のお店。(東京に戻ってから、新宿のマルイにも支店が入っていることを知った。)
服屋。fredy&groster。初めて入ったけれど、テイストが自分好みで、東京に戻った後も何度か見に行っている。
河原町の街並。
少し目線を別の方向に向けると、山々が見える。うーん、嬉しい。こうして考えると、京都という街は、都市と自然が共存していて、素敵な土地だと改めて思う。岡山にも住みたいし、京都にも住んでみたい。
温泉街の女将さんが話していた。『東京の土地はアスファルトばかりで、歩きづらいし、ほこりが常に舞い上がっているから好きじゃない。』
 
あちこち歩いていると午後3時。京都駅へ戻らなければならない時間だ。
市バスに再び乗り込んで京都駅へ向かい、おみやげ購入タイム。
…の前に、つい進々堂でパンを買ってしまう。ここのパンはいつも美味しい。
その後、京都伊勢丹内へ移動して551蓬莱を買う。(これは完全に東京カランコロンのせんせいの影響。笑)
荷物を受け取って、新幹線に乗り込んで、外を眺めながらパンを食べる。ひと口食べ進めていくたびに現実に引き戻されていく気がして、でも、現実と向き合うことも必要だから。いま見てきて素敵だと感じた現実を夢ではなく現実にしていかないと。
お金もそんなにいらない。他人の芝生も青くない。ただ、自分のしたいことができているか、そこに近づけているか、近づくための種を蒔いているか。そんなことを考えながら過ごした。