箱根バケーション

4日、恋人の両親へ挨拶に出掛けた足で周辺に泊まり、翌日は箱根に出掛けてみた。

なんで箱根かというと、実は僕、先月迎えた誕生日にプレゼントをもらっていなかったんですね。物欲が少ないため、何が欲しいのか自分でも決めることができず、そんな感じだから恋人も何をあげたら良いのか分からず(笑)。悩んだ挙句、自分は「モノ」よりも「経験」が欲しいと恋人に伝えたところ、じゃあ箱根に温泉に浸かりに行こう、という思いつきに至ったわけです。

人生も30年を過ぎるとモノへの執着心なんて殆ど無くて。モノは壊れたり減ったりするし失くすと悲しくなるけれど、経験は胸の中にずっと生きているってところが自分には合うんです。時間は有限だし、その中で行けるところにガシガシ行っておきたいと思うんです。

ということで、今回は前々から知人に「良い」とおすすめされまくっていた「箱根湯寮」へ足を運んでみました。
箱根湯本駅から出ている無料送迎バスに揺られること7分。
バスを降りれば、情緒豊かな門構え。門をくぐって帳場を抜けると、そこはもうまるで「温泉宿」。(ちなみに宿泊施設はありません)

この箱根湯寮は温泉、そして大浴場がウリなのですが、今回はその温泉を貸切で楽しめる個室のプランを選びました。
これは僕の神経質なところなのですが、銭湯や温泉だと、他の人の洗い方やお風呂の浸かり方がつい気になるんです。みんなマナーを守ってお風呂に入っているとは思うのですが、時折マナーの悪い方が入ってくるのを見てしまうと、その後のバスタイムがひどく不快になり、お風呂に入っているどころではなくなってしまう。
そんな思いをしなくても済むように、というのが、貸切プランを選んだ理由のひとつです。あとは、恋人と来たのだから、たまにはふたりでのんびり大きなお風呂に浸かりたい!という地味な欲求の実現です。

入った感想はと言うと「素晴らしい!」のひと言に尽きます。残念ながらその日の天候は曇りで気温も12度とやや肌寒い日でしたが、備え付けの休憩室の窓を開けて冷んやりとした風を感じながらシャワーを浴びて身体を洗い、湯船に浸かった時の気持ち良さは格別です。
30分ほど温泉に浸かり、残り30分は冷やしておいた水を飲んでゆっくりと身体の火照りを落ち着かせます。休憩室も和の雰囲気漂う素敵なお部屋で、恋人は居心地の良さに眠ってしまいそうになるほど。(笑)

そんな素敵な湯寮を出た後は、のんびり湯本駅付近を散策。
桜が綺麗に咲いている道を歩いてみたり、箱根温泉まんじゅうを買ってみたり、お漬け物を買ってみたり。何よりも、久しぶりに緑豊かな自然を感じられたことで気持ちがリフレッシュできた。

恋人よ、ありがとう。