土曜日は小学校時代の同窓会だった。
自分を含めて、計30人程度が集まった。なかには20年振りに会う友達もいたけれど、全然変わらずに話ができたことが嬉しかった。
みんな、色々なことをやっていた。どこまで本心かは分からないけれど、充実しているし、家族を持って楽しく暮らしているのがよく伝わってきた。
自分は、そんなみんなを見て、今自分がやっていることが、本当に好きで、楽しくてやっているのかが分からなくなった。どうしてそう感じたのかは、自分でも上手く言葉に出来ないけど、僕は、かつての同級生とのやり取りの中で孤独感を感じた。それは、自分ひとりだけがいつまでも若い頃のままで、探しきれない何かを捜し続けているかのような感覚だった。
大人になれない。ちっとも。