去年の今日は、岡山に入院した日。救われなかった日常の歯車が少しづつ回りはじめて、小さな歩みを踏み出せるようになったのだ。
病院の大きな窓から吹き込んでくるそよ風の香りが都会の生活に疲れきった自分を癒してくれた。いやでも視界に入ってくる、見渡す限りの青々とした木々は優しくて、少しも寂しさを感じることがなかった。